これで自閉症の治療方法がわかります!原因不明とされる自閉症。このページでは、自閉症の言動、集団行動、社会生活、ルールなどの基本的な治療教育、環境、指導方法のポイントなどを詳しく紹介しています。
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自閉症の原因は不明のため、薬や画期的な治療法があって症状が全て消えるということはありません。そのため、適切な治療教育や環境を整えることにより、行動を改善していくという方法をとります。自閉症の子どもは、周囲の情報を適切に整理して理解することが困難です。そのために混乱し、情緒が不安定になります。ですから、分かりやすい環境を用意して情緒の安定を図ることが大切になります。
自閉症の治療は、言葉や集団行動、社会生活のルールを身につけていく治療教育が基本です。知覚の認知がうまくできない自閉症の子どもに対して最も大切なことは、適切な情報を伝え、社会に適応する行動ができるように指導していくことです。教える側の工夫が鍵を握っているといえます。自閉症児は視覚からの情報を捕らえるほうがむいているので、指示は絵や文字にして、目で見てわかるような形にすると伝わりやすいようです。課題に注意をむけさせにくいのも自閉症の特徴なので、反応があったら大きな声でほめ、評価してあげることで、注意を向ける行動を定着させていくようにします。
また、自閉症の子どもは隣の席の子の食事を食べてしまうようなことをします。自分の場所という意識や、所有の概念を理解していないのが原因といわれます。色違いのランチョンマットを敷いたり、色テープで境界をつくって視覚的に区別したり、つい立てで仕切るなど、所有や領域の概念を指導します。認知能力を高めていくためには、環境を整えて子どもの欠陥を補うことも必要です。
ことばを聞いただけで何となく「心を閉ざしている」とか、「引きこもっている」というイメージを抱きがちである自閉症。そのために、「自閉」ということばだけが一人歩きして、ショックな出来事があって心を閉ざしてしまったというようなとらえかたをされてしまうようです。テレビドラマでもそのように扱う場面があったりします。
自閉症は、生まれる頃からの、脳の神経の発達が障害されておこる状態です。「まわりの愛情が足りなくて自閉症になった」とか、「テレビを見せてばかりいたから自閉症になった」とかいうのは間違いです。ただ、このような障害がどうして起こるかはまだわかっていませんが、家庭の環境や、親の育て方が原因でおこるのではないことははっきりしています。
視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚、五感全ての感じる力が私たちとは違うというのが自閉症の特徴です。目も耳も異常はないように見えるのに、その感覚をつかさどる機能がうまく働いていないと思われます。言葉の発達の遅れ、脅迫的な常同行為、知的発達の遅れ(知能指数(IQ)でみると、約80%の子どもは正常よりも低い値)が自閉症の特徴、判定基準になります。さらに、相手のことばの理解や要求の伝達といったコミュニケーション能力に比べ、形や色を区別したり数字や文字を覚えるといった視覚的認知や機械的記憶を得意とする子どもが多くいます。小さいうちに数字や文字が読めたりするので、知的な能力は問題ないと考える方もいますが、ことばをコミュニケーションの道具として使えないことから、さまざまな不適応を起こすことになります。
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